あなたは「テザリングを使って節約できるって聞いたけど具体的にどうすればいいの?」と思っていませんか?
この記事では以下のような人向けに、テザリングを使って通信料金を節約する方法をご紹介しています。
- 外出時にパソコンを使うためにモバイルルーターを契約している人
- DSやPSPなどの携帯ゲーム機を使うためにモバイルルーターを契約している人
- タブレット端末を使うためにスマホとは別に通信契約をしている人
テザリングって何?どんな時に便利なの?
テザリングとは、ある通信機器を親機としてインターネット接続することにより、インターネット接続契約の無い端末でもインターネット接続できるようにするための方法です。
どのような場合にテザリングをすると便利かというと、
- パソコンをインターネットにつなげるため
- インターネット経由のゲーム機を使うため
- タブレットなどのサブ端末を使うため
のようなケースでテザリングが使われます。
パソコンをインターネットにつなげる
パソコンで作業する時にはネット接続は必須ですよね。
公衆WiFiも整備されてきていますが、通信速度やセキュリティを考えると自分で通信回線を準備しておきたいものです。
毎日使用するのであればモバイルルーターなどを契約しますが、たまにしか使わないのに毎月の通信料金を別に支払うのは経済的ではありません。
そういう時には現在契約しているスマートフォンでテザリングすることによって、新たな契約なしでネット接続することができます。
DSやPSPなどのゲーム機をインターネットにつなげる
いわゆるポータブルゲーム機ですね。
対戦形式のゲームなどはネット接続が必要なものがあります。
外で友達とワイワイやりたい時など、ネット接続が必要になります。
そういう時にもスマホのテザリングであればネット接続できるので便利です。
タブレットなどのサブ端末を使うため
最近のタブレットは低価格化が進んで、3万円以下で購入することができます。
参考記事:携帯性を重視したおすすめタブレット
しかしインターネット接続するために新たな契約が必要だと考えると全く経済的ではありません。
そういう時にもスマホのテザリングであれば、追加の契約がなくても外でタブレットを使うことができます。
テザリングのやり方
スマホのオプション契約を追加
スマホでテザリングする場合には契約が必要な場合と不要な場合があります。
参考記事:テザリングは無料でできるの?
契約しているキャリアによって異なりますのでご確認ください。
テザリング方式を決める
テザリング方式としては以下の3通りがあります。
- WiFi
- USB
- Bluetooth
WiFi
無線で親機と接続します。
SSIDとパスワードを入力するのがちょっと面倒ですが、一度設定してしまえば次からは自動で繋がるようになります。
親機との距離は数十メートル離れていても大丈夫なので、非常に使い勝手が良いです。
反面、親機は常時電波を発信しなければなりませんので、バッテリーの減りが早くなります。
USB
有線で親機と接続します。
有線なので通信速度も安定しており、USB2.0で480Mbps、USB3.0で5Gbpsの速度を確保できますので、テザリング区間の通信速度がボトルネックになることはありません。
Bluetooth
WiFiと同じように無線で親機と接続します。
「ペアリング」という操作が必要になりますが、一度ペアリングしてしまうと次からは自動で繋がるようになります。
親機との通信距離は最大100メートルですが、スマホやモバイルルーターなどの一般的な通信機器であれば10m程度であることが多いです。
WiFiとの違いは消費電力にあります。
WiFiに比べBluetoothの方がはるかに消費電力が低いので、親機側のバッテリー持続時間を長くもたせることができます。
テザリングのメリットとデメリット
これまで見てきたように、テザリングにはいくつかの方法があります。
方法によってメリットとデメリットが違いますので、それぞれ説明します。
評価 | WiFi | Bluetooth | USB |
---|---|---|---|
バッテリー消費(親機) | × | ○ | ○ |
通信速度 | ○(100Mbps以上) | ×(2Mbps以下) | ○(1Gbps以上) |
接続方法 | ○(無線) | ○(無線) | ○(有線) |
使い勝手 | △(再接続がめんどう) | ○(常時接続できる) | ×(ケーブル接続が必要) |
bluetoothテザリングの場合
Bluetoothテザリングと他のテザリング方法を比較してみます。
【メリット】バッテリー消費が少ない
Bluetoothは小型家電向けに開発された通信規格で、低消費電力で動作することが可能です。
テザリングは子機と通信している時間よりも、子機の通信を待ち受けしている時間のほうが長くなるもの。
そのため、待機時の消費電力をいかに少なくするかがバッテリーを長持ちさせるコツです。
Bluetoothテザリングであれば8時間以上の待ち受けが可能です。
【メリット】常時接続でき使い勝手がよい
ずっと親機(iPhone)を通信できる状態にしておくことで子機(iPad)はいつでもインターネット接続が可能です。
しかしそのためにはテザリング用の電波を常に発信しておく必要が。
WiFiテザリングの場合だと3時間〜5時間程度でバッテリーが切れてしまうので、一定時間通信がないと自動で切れてしまう機種がほとんど。
再接続するためには親機の操作が必要になり、使い勝手が悪くなります。
その点Bluetoothテザリングだと親機は常に待ち受け中。
なので、親機の操作なしでいつでもテザリングが可能です。
【デメリット】通信速度が遅い
Bluetoothは消費電力を少なくするため通信速度はやや低めです。
だいたい1Mbps〜2Mbps程度の通信速度です。
WiFiの数百Mbpsと比較すると低速ですが、SNSやWebブラウジング、メールをおこなうには十分の速度です。
テザリングの注意点
接続台数には制限がある
テザリングを使うことにより、通信会社との契約を親機にまとめてしまうことができます。
料金的にはかなりのメリットがありますが、親機に接続できる台数が決まっている場合には注意が必要です。
連続使用時間が少なくなる
スマホを親機とする場合、WiFiテザリングをするためにはWiFiの電波を出力しなければなりません。
そのため通常よりも連続使用時間が減少してしまいます。
テザリングオプション料金が必要な場合も
キャリアによってはオプション料金が追加で必要な場合があります。
格安SIMであれば各社無料で使用することができます。
データ通信量の増加に注意
親機をとおして複数の子機が同じ通信回線を使うことになるので、通常よりもデータ通信量が増えます。
そのため、現在のプランでパケット量が十分かを確認しなければなりません。
あなたにあったテザリングプランの選び方
テザリングを使用するメリットは様々ですが、主に以下の点があげられます。
- サブ機として持っているタブレットや子供にお下がりとして与えたスマホでも、新たな通信契約なしでネット接続することができる
- 複数の契約を一つにまとめることで通信料金を節約できる
- 高速な通信回線を共有することで通信ストレスがなくなる
このようにメリットが大きいテザリングですが、テザリングの注意点でも述べたようにデータ通信量の増加には気をつける必要があります。
メイン機に加えてサブ機でも使うことになればこれまで以上にパケットを消費します。
そうなるとデータ通信量の制限にかかる可能性が高くなってしまいます。
サブ機でもガッツリ使いたいと考えている人にとっては通信制限のないWiMAXがベストな選択肢でしょう。
更にメインで使っているスマホの料金プランを見直して、データ通信は全てWiMAXとすることで大幅な通信料金の削減が見込めます。
WiMAXでは毎月3000円台から契約することができるプロパイダもあります。
お得に契約する方法で確かめてみてください。