あなたはテザリングの通信料がどのくらいかかるのかを知りたいですよね?
ノートパソコンやゲーム機をインターネットにつなげるためにスマホのテザリングが使えます。
外出先でもスマホがあればどこでもインターネットにつなげる便利なテザリングですが、契約しているキャリアによっては追加で料金が発生する場合があります。
この記事ではキャリア毎の料金の違いを解説し、お得にテザリングするための方法をご紹介します。
テザリングとは?
そもそもテザリングって何?という人もいると思います。
テザリングとは、ある通信機器を親機としてインターネット接続することにより、インターネット接続契約の無い端末でもインターネット接続できるようにするための方法です。
このテザリング機能はあなたが持っているスマホにも搭載されています。
テザリングを使うことで、インターネット接続契約のないノートパソコンやゲーム機なども外出先で使用することができるのです。
詳しい説明は次の記事をどうぞ。
キャリア別テザリングオプションの料金
現在発売されているほとんどのスマホにはテザリング機能がついています。
しかしテザリングが有料となるキャリアではオプション契約の追加が必要です。
ドコモ【実質無料】
ドコモでテザリングサービスを使用するには月額1,000円必要です。
しかし「SPモード」加入者であればキャンペーンにより無料で利用できます。
これまでも無料キャンペーンを期限付きで実施していましたが、ドコモの2017年度の決算発表会において無料キャンペーンを「期限を定めずに延長」という発表がなされました。
元々テザリングが有料化されている目的は「テザリングを使用した機器はスマートフォンとトラヒックのパターンが異なり、ネットワークに負荷を与えるため」ということでした。
それを考えると今後も様子をみて有料化に踏み切る可能性もありますが、ドコモによると今のところその予定はないとのことです。
したがって、ドコモユーザーであれば無料でテザリングを使用することができます。
また、テザリングを使用するための事前の申し込みも不要です。
ドコモユーザーのテザリングの使い方についてはこちらを参考にしてください。
au【有料】
auは2018年3月末までテザリング無料のキャンペーンを実施していました。
これまでは時期が来る毎にキャンペーンが延期されていましたが今回は延期されず、2018年4月から有料となりました。
従来の料金は月額1,000円でしたが、月額500円に値下げされています。
しかしこれまで無料で使えていたことを考えると実質的な値上げですので、auユーザーにとっては厳しいところです。
auユーザーのテザリングの使い方についてはこちらを参考にしてください。
ソフトバンク【有料】
ソフトバンクは2018年3月末までの予定であったテザリング無料キャンペーンを2018年5月末に延長しました。
その理由は2018年3月末に無料キャンペーンが終了することを知らないユーザーに対しての移行期間との位置付けです。
2018年6月よりは月額500円の料金が必要となりました。
これまでテザリングオプションを申し込んでいた人については6月以降は料金が発生してしまうため、使わない人はオプションを解除しておく必要があります。
ソフトバンクユーザーのテザリングの使い方についてはこちらを参考にしてください。
格安SIM
格安SIM各社はテザリング使用料が無料です。
また、申し込みについても不要なので、お得にテザリングを利用することができます。
項番 | 会社 | テザリング料金 | 申し込み | 備考 |
1 | OCN モバイル ONE | 無料 | 不要 | |
2 | IIJmio | 無料 | 不要 | |
3 | UQモバイル | 無料 | 不要 | |
4 | 楽天モバイル | 無料 | 不要 | |
5 | BIGLOBEモバイル | 無料 | 不要 | |
6 | LINEモバイル | 無料 | 不要 | |
7 | イオンモバイル | 無料 | 不要 | ドコモのSIMロックが解除されていないAndroid端末の場合はテザリング不可 |
テザリングの通信料は使うパケット量で決まる
スマホのテザリングを使ってインターネットにつなぐ場合、かかってくる料金はテザリングのオプション利用料のみです。
しかしパソコンでインターネットをする場合、スマホと違って多くのパケット量を使います。
たとえばWebサイトを閲覧する場合、パソコンで見る画面ではスマホに比べて大きな画像が表示されます。
動画を視聴した場合も同様で、高い解像度の映像が表示されるため必要なパケット量が多くなるのです。
Webサイト閲覧でのパケット量の違い
Webサイトの閲覧はスマホとパソコンで表示されるコンテンツやデータ量が異なります。
そのデータ量の違いはWebページの作り方にもよるので一概には言えませんが、体感的には3倍程度ではないでしょうか。
つまり、これまでスマホでは1ヶ月に7GBで収まっていた場合でも、20GB以上のパケット量契約が必要になることもあるのです。
YouTube視聴でのパケット量の違い
動画の視聴についてはYouTubeを元に考えてみます。
YouTubeは表示する端末によって自動的に画質を変更します。
一般的にはスマホだと低画質(360p)が選択され、パソコンだとHD画質(720p)が選択されます。
その時のパケット量には以下のような違いがあります。
主な用途 | 映像品質 | 画素数 | 通信容量 (1時間あたり) |
---|---|---|---|
スマホでの動画再生 | SD(標準) | 480p | 150MB〜300MB |
タブレットやパソコン、テレビでの動画再生 | フルHD画質 | 1,440p | 1GB〜3GB |
テレビでの動画再生 | 4K(超高精細) | 2,160p | 7GB |
テレビでの動画再生 | 8K(超高解像) | 4,320p | 20GB |
動画のパケット量も3倍程度の違いがあることが分かります。
詳しくは以下の記事をどうぞ。
多くのパケットを使う場合はプラン見直しかモバイルルーターも
このように多くのパケットを使うパソコンでインターネットを使う場合、今のパケットプランに収まらないこともあるので注意が必要です。
多くパケットを使う場合、次のいずれかを検討する必要があります。
- パケットプランの見直し
- WiMAXの検討
1ヶ月で数Gbyteの増加であれば少し多めのパケットプランに変更すれば大丈夫ですが、常に多くのパケットを使う場合は現実的ではありません。
パケットプラン以上のパケット量を使ってしまうと、スマホに通信制限がかかり、普段のスマホ使用もできなくなってしまいます。
そう考えた場合、WiMAXが選択肢にあがります。
普段使用しているスマホはそのままに、パソコン用としてほぼ無制限のパケット量を使用できます。
また、常時持ち回ることで、スマホを使うときもWiMAXのパケットを使用することで、安いパケットプランに変更することもできるのです。
WiMAXをお得に契約するのであればこちらの記事をどうぞ。