あなたが家で使っているWi-Fi。体感では遅く感じるものの、実はインターネット回線の速度が原因ではないこともあります。スマホやパソコンの動作が遅かったり、使用しているアプリケーションだったり、Wi-Fiの電波が弱かったり。
Wi-Fiの感度を調べる
まずはあなたが使っているWi-Fiが遅い原因を切り分けるため、Wi-Fiの感度を調べてみましょう。
Wi-Fiの電波が弱いと通信速度も遅くなります。Wi-Fiルーターと通信機器の間に障害物が少ない場合はそれほど気にすることはありません。しかし部屋に仕切りがあるような場所だと電波の受信感度が弱くなり、通信速度が遅くなってしまいます。
スマホやノートパソコンにはWi-Fiの感度を表示するアイコンがありますが、アプリを使えばもっと正確に調査できます。
Wi-Fiミレル
I-O DATA DEVICE, INC.無料posted withアプリーチ
I-OデータからiOSとAndriodの両バージョンのアプリが提供されています。このアプリでは受信しているWi-Fiの電波感度を最大100で表示します。
受信感度が最適だと80点台で表示されます。
受信感度が低いと30点台になります。このくらいの感度だと通信速度はかなり遅くなり、YouTubeを視聴するとちょくちょく止まります。
どのくらい電波を受信しているか確認してみてください。
実際の回線速度を調べる
Wi-Fiの電波は弱くないことが分かったら、実際の回線速度を調べてみましょう。
アプリで速度を測る
スマホアプリで速度を測る場合は「Speedtest」がおすすめです。
Speedtest.net Speed Test
Ookla無料posted withアプリーチ
インストール後、スタートボタンを押すだけでダウンロード速度とアップロード速度を測ります。このような結果が表示されます。
ブラウザで速度を測る
アプリをインストールしたくない場合は、ブラウザのみでも速度を測れます。
こちら→BNRスピードテスト
回線速度が5Mbps以上程度あれば動画を観るには十分でしょう。それよりも遅い場合は対策が必要です。ストレスなく動画を観るために必要な回線速度は以下の記事でも紹介していますので、参考にしてください。
回線速度は時間帯によっても変動します。
測る時間帯は
- 朝(7:00〜9:00)
- 夜(20:00〜24:00)
- 夜中(24:00〜)
の3パタン程度あれば十分でしょう。
だいたい20:00〜24:00が一番使われる時間帯なので、そこで5Mbps程度確保できていれば十分な帯域が確保されていると言えます。
パソコンの場合はセキュリティソフトが原因かも
パソコンではセキュリティソフトをインストールするのが一般的です。有名なものだと「ノートン」「ウイルスバスター」など。これらのセキュリティソフトは常時ウィルスチェックをおこなっているので、パソコンに搭載されているメモリやCPUなどの能力が低いと、アプリケーションの動作に影響を与え通信速度が遅いと感じてしまいます。
セキュリティソフトの動作をOFFにして回線速度を測定してみましょう。もしOFFの状態で回線速度が速いのであればパソコンの処理能力が原因です。パソコンのスペックにあったセキュリティソフトに変更するか、速いパソコンに買い替える必要があります。
Wi-Fiルーターをリセットする
Wi-Fiルーターをリセットすることで通信速度が速くなることもあります。
通常Wi-Fiルーターは電源を入れっぱなしにしていますが、長い間動かしていると動作が遅くなる場合があります。そうなるとスマホやパソコンの通信速度も遅くなってしまいます。
Wi-Fiルーターを再起動するとルーター内部のメモリが開放され元の性能に戻ります。再起動ボタンがないWi-Fiルーターはコンセントを抜き差ししてください。
アパートの無料Wi-Fiだとコンセントに埋め込まれていて、再起動ボタンを操作できないこともあります。そのような場合には部屋のブレーカーを落として再起動するしかありません。