大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)が提供しているスマホは4G LTEの電波を使用しています。
これらの人口カバー率は99%以上なっており、概ね日本全国繋がります。
WiMAXはこれらの電波とは異なる特性を持っています。
私もWiMAXを契約するにあたって4G LTEの契約を解除しようかと悩みましたが、不安を覚えましたのでそのまま契約を継続しています。
電波特性の違い
WiMAXは2.5GHzの周波数を使用して通信をおこなっています。
LTEは800MHz、1.5GHz、2.1GHzあたりを使用して通信をおこなっています。
電波は周波数が高いほど直進性が高く、情報伝送容量が大きくなります。
そのため、WiMAXではLTEと比較して周波数あたりの伝送容量は多いのですが、障害物が多いと繋がりにくいという特性があります。
エリアの広さ
やはり大手キャリアが展開するLTEの方が断然繋がるエリアが広いです。
人口カバー率という指標であればLTEモWiMAXの99%のようですが、実際には電波特性の違いにより山間部ではWiMAXは繋がりにくいエリアがまだ残っています。
その点LTEが使用している周波数は障害物を迂回する特性があるため、繋がりやすさという面では有利です。
WiMAXも更に基地局を増設していくことで繋がりやすさは向上すると思いますが、現在はWiMAXだけだと若干の不安を覚えます。
屋内で使用する場合の障害は?
WiMAXが使用している周波数は障害物が多いと繋がりにくいという特性があります。
コンクリートなどで遮蔽されてしまうと電波が到達できないこともあります。
ガラスだと電波が透過するので、屋内で使用する場合は窓際などに設置することで受信感度を上げることができます。
おわりに
WiMAXとLTEは使用している周波数により繋がりやすさの違いが出てきています。
それぞれの特性を生かし、普段の高速通信はWiMAXで、電波が届かない屋内や山間部でスポット的に使用する場合はLTEでと使い分けることにより、お得に使用することができるでしょう。
WiMAXルーターとスマホの二台持ちが最適解かと思っていますが、WiMAXの通信エリアの拡大により統合できる可能性もあります。
今後に期待しましょう。