契約更新月以外で解約する場合には違約金が必要となります。
違約金の金額は、契約しているプロバイダや、適用されたキャンペーンによって異なります。
この記事ではプロバイダ毎の解約方法と、違約金の違いについて詳しく解説しています。
違約金とは?
なぜ解約時には高い違約金が必要なのか?
携帯電話にも同様の仕組みがありますが、私たちが月々支払っている通信料金は契約しているプロバイダより「事前割引」がなされているという名目があります。
各プロバイダは通信料金を事前に割り引く代わりとして、一定期間の契約を求めています。
そのため、その契約期間を過ぎる前に解約した場合には違約金が必要という理屈です。
解約する時期によって違約金が異なる
WiMAXの契約期間は2年間もしくは3年間です。
違約金なしでWiMAXを解約したい場合、契約更新月に解約します。
その他の月で解約する場合には違約金が必要となります。
また、解約する時期によっても違約金が異なります。
契約開始してから短い時期に解約する場合、大きな違約金が必要となります。
契約開始から期間が長くなると違約金の金額が低くなります。
プロバイダによって違約金が異なる
あなたが契約しているプロバイダによっても違約金の金額が異なります。
ほとんどのプロバイダはUQコミュニケーションズと同じ仕組みで違約金を徴収していますが、一部プロバイダはキャッシュバックを大きくする分、違約金を大きく設定しているところがあります。
また、違約金という名目ではなく、追加で費用が発生するケースもあるので注意が必要です。
解約方法
大きく「電話で連絡」「Webで連絡」があります。
また、解約期限や解約月の料金、SIMカードの返却方法についてもプロバイダ毎に違いがあります。
プロバイダ | 解約方法 | 解約期限 | 解約月料金 | SIMの返却 |
UQコミュニケーションズ | UQお客様センターで受付します。解約の場合は「ご契約中のお客様 確認・問合せ」の電話番号になります。
解約の詳細はこちら。 また、書面での解約も受け付けています。UQ通信サービス解約届(個人)をUQコミュニケーションズ登録センターへ提出します。 |
解約月内であればいつでも | 日割り | 不要 |
GMOとくとくBB | 会員サポートページ「BBnavi」よりおこないます。
「BBnavi」内の「解約」ボタンを押すことで可能です。 ただし更新月以外で解約する場合はGMOとくとくBBお客様センターで依頼することになります。 こちらはメールフォームと電話での申し込みの両方が可能です。 |
解約月の20日まで | 全額課金 | 必要 |
So-net | 「オプション解約」と「So-net退会」の2パタン。
インターネット接続契約がない場合やメールアドレスの継続希望がない場合は「So-net退会」を選択する。 退会方法は「Webで退会」と「チャットで退会」の2パタンがある。 |
解約月内であればいつでも | 全額課金 | 不要 |
BIGLOBE | 電話での申し込みになります。事前に「BIGLOBE ID」が分かると話しがスムーズです。
解約の詳細はこちら。 |
解約月の25日まで(16:30まで受付) | 全額課金 | 不要 |
BloadWiMAX | 解約専用ダイヤルへ連絡。
解約の詳細はこちら。 |
解約月の25日まで(18:00まで受付) | 全額課金 | 不要 |
DTI WiMAX2+ | 解約の方法は「書面解約」と「オンライン解約」の2パタン。
オンライン解約の場合はMyDTIよりの手続きとなりますが、書面解約の場合はカスタマーセンターに連絡して「解約申請書」を送ってもらいます。 また解約のパタンは「解約」と「退会」の2パタンあります。 DTIの全てのサービスを解約する場合は「退会」を選択し、プロバイダ契約やメールアドレスを残す場合にはWiMAXのみ「解約」することになります。 |
解約月の25日まで
書類は25日までに到着した分を当月の受付とする。 |
全額課金 | 必要 |
プロバイダ毎の違約金比較
プロバイダによって多少異なりますが、基本的な違約金の考えかたは以下のとおりです。(3年契約の場合)
- 1ヶ月〜13ヶ月目:19,000円
- 14ヶ月目〜25ヶ月目:14,000円
- 26ヶ月目以降:9,500円
- 契約更新月:0円
GMOとくとくBBのみ少し異なります。
- 1ヶ月〜24ヶ月目:24,800円
- 25ヶ月目以降:9,500円
- 契約更新月:0円
契約更新月以降の違約金は9,500円となり、次の契約更新月が0円となります。
キャンペーン適用の場合は違約金が追加となる場合も
契約する時にキャッシュバックや初期費用無料などのキャンペーンを適用した場合に、別途費用が発生する場合があります。
BroadWiMAX
初期費用割引キャンペーンの適用を受けた場合、2年以内に解約すると違約金金以外にキャンペーン違約金として9,500円が追加されます。
BIGLOBE
BIGLOBEでは端末代金は分割払いという形になっており、月額料金に加算されています。
2年で完済する料金体系となっていますが、2年以内に解約した場合には残りの端末代金を一括で返還する必要があります。
つまり
- 12ヶ月で解約する場合は9,600円が加算
- 18ヶ月で解約する場合は4,800円が加算
上記金額が違約金に加算されます。
違約金を安くするための方法は?
これまで見てきたとおり、WiMAXの違約金は相当の金額となります。
安くても9,500円、高いケースだと3万円を超えてしまいます。
どうにかして安くする方法はないものでしょうか?
契約更新月に乗り換える
契約更新月に乗り換えれば違約金は不要です。
他のプロバイダに乗り換えたい、固定回線に変更したいなど、何らかの事情で現在のWiMAXを解約したい場合は契約更新月にしましょう。
そのためには
- 自分の契約更新月をしっかり把握する
- 乗り換え先のプロバイダを事前に検討しておく
ということが必須です。
違約金負担キャンペーンを利用する
他社から乗り換えた場合、その違約金を負担するキャンペーンを実施しているプロバイダがあります。
そのキャンペーンを利用することで、実質違約金をゼロにすることができます。
現在乗り換えキャンペーンを実施しているのはBroadWiMAXです。
キャッシュバックを受け取って解約する
- WiMAXよりも光回線に乗り換えたい。。。
- 他のプロバイダに乗り換えたい。。。
など、解約理由は様々ですが、キャッシュバックが設定されているプロバイダの場合、そのキャッシュバックはある一定期間後に返金されるのが普通です。
一定期間の前に解約してしまうと、キャッシュバックが受け取れません。
キャッシュバックは高額(4万円ほど)なケースもありますので、受け取らずに解約してしまうと大損です。
あなたの契約しているプロバイダのキャッシュバック条件をしっかり確認しましょう。
まとめ
違約金の比較と解約方法についてまとめました。
WiMAXのプロバイダ間の競争も激しいので、通信料金についてはいつも気にしておきたいところです。
解約月が近づいた場合、違約金なしで乗り換えられるチャンスです。
WiMAXは電話番号もありませんので、煩わしい乗り換え作業も不要です。
あなたにとって一番有利なプロバイダをWiMAXのプロバイダを徹底比較で探しましょう。