WiMAXは通信端末を接続して使うルーターですが、色々種類があってどれを選んでいいか悩んでいませんか?
この記事ではあなたに合った最適のルーターを選ぶためのポイントをまとめました。
どのように使いたいのか?
WiMAXのルーターは大きく以下のタイプに分けられます。
- 持ち運びに便利なモバイルルータータイプ
- 自宅で据え置いて使用するホームルータータイプ
モバイルルータータイプはバッテリーを内蔵していますが、持ち運びに対応できるよう、重量が150g以下に抑えられています。
逆にホームルータータイプは重量の制約がないので、複数人で使っても通信速度が出るような高機能設計となっています。
自分が普段どのように使うのかの目的によって選択するルーターが異なります。
主には以下の3タイプではないでしょうか。
- スマホのパケット代節約
- ノートパソコンのネット接続ルーターとして使用
- 家の固定回線の代替として使用
これらの目的に最適な端末を選んでいきたいと思います。
WiMAXルーター機能のポイント
抑えておきたい機能ごとに見ていきましょう。
通信速度
ルーターにより通信方式が若干異なり、最大通信速度や契約内容も違ってきます。
キャリアアグリゲーション、256QAM
複数の電波を同時に使用することをキャリアアグリゲーションと言います。
これまでは単一の電波で通信をおこなっていましたが、電波の空きがあれば複数使用して最大速度を向上させることができます。
WiMAX2+では現在下り220Mbpsの回線を2本同時に使用することで、最大440Mbpsまで通信速度を向上させることができます。
さらに256QAM変調方式という技術で一度に送信できるデータ量を増やすことで、下り最大558Mbpsの高速通信を実現しています。
(W04,WX04,L01ともに搭載)
ハイスピードプラスエリアモード
WiMAX2+の通信に加え、4G LTEの通信も同時に使用することで通信速度を向上させることができます。
WiMAX2+では最大558Mbpsでしたが、4G LTE通信も加えることで最大708Mbps(WiMAX2+で558Mbpsと4GLTEで150Mbps)の通信速度を実現しています。
また4G LTE通信を同時に使用することができるため、WiMAX2+の電波が届きにくい建物のあいだや、WiMAX2+のエリア外でも継続して通信をすることができます。
ただし4G LTEの使用に関しては制約がありますので注意してください。
(W04,WX04,L01ともに搭載)
ビームフォーミング
モバイルルーターと通信機器はWiFiで接続します。
モバイルルーターから発信するWiFiの電波は360℃均等に発射していますが、通信機器は一台であることが多いため、ほとんどの電波が無駄になってしまっています。
そこで対象となる通信機器に向けて集中的に電波を送信することで通信速度アップをはかるのがビームフォーミング機能です。
(WX04にのみ搭載)
クレードル
モバイルルーターは持ち運びに便利なよう、重量をできるだけ軽くする設計になっています。
そのため必要な機能は最小限になっています。
その機能を増強するのがクレードルです。
クレードルを使うことで以下のメリットがあります。
- 有線LANを使用することができるため安定した通信速度が確保できる
- WiFiに対応していないデスクトップパソコンなどでも有線LANでインターネットに接続できる
- WiMAXの受信アンテナを強化して電波の受信感度を向上させることができる
- 充電スタンドになる
バッテリー持ちと端末重量の関係
バッテリー容量が大きいほど長く通信することができます。
しかしバッテリーが大きくなると重量も重くなってしまいます。
また、使用電力が大きくてもバッテリーを多く消費してしまいます。
自分が何を今日できるかによって選択する機種が変わってきます。
- 重さがあったとしてもバッテリー持ちを重視したい。
- バッテリー持ちはほどほどでいいから軽い端末が欲しい。
など、どこまで許容できるのかを検討しましょう。
目的毎の最適な端末を考えてみると?
スマホのパケット代節約
常時スマホとセットで持ち運ぶため、重さとバッテリー持ちがよいSpeed Wi-Fi NEXT WX04がオススメです。
バッテリーは最大13時間使用することができるので、スマホと一緒に持ち運ぶのに最適です。
ノートパソコンのネット接続用
通信速度が最大のSpeed Wi-Fi NEXT W04がオススメです。
バッテリー持ちも約10時間と十分ですが、いざとなればパソコンに接続して充電することも可能です。
自宅の固定回線の代替手段
自宅でしか使用しないと限定されているのであればSpeed Wi-Fi HOME L01がおすすめです。
AC電源に接続されていることにより安定して電波を受信できること、有線LANを使用することで家庭内LANを構築できることや、WiFiでもIEEE802.11acを使用することで高速な通信をおこなうことができます。
また、自宅でも使用するが持ち運びにも便利なものを求める場合はWX04やW04にクレードルを接続して使用することも可能です。
おわりに
WiMAXルーターを選ぶ際のポイントについて見てきました。
より早く!より軽く!っていうスペックにも惹かれますが、自分の使う目的を見失わないようにしましょうね。
実際これらの端末は契約すると無料で使えるので、WiMAXの使用コストは月額料金で決まると言えます。
その月額料金はプロパイダによって異なります。
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