【目的別】Wi-Fi中継機の選び方とおすすめの9機種を紹介

WiMAX

Wi-Fiの電波が弱いときに使うWi-Fi中継機。
意外と安い価格で入手できるのでびっくりします。
しかし価格以外にも選ぶポイントがいくつかあります。

この記事では、家の電波状況を改善したいあなたに向けて、

  • Wi-Fi中継機を選ぶポイント
  • 目的別おすすめのWi-Fi中継機
  • Wi-Fi中継機を使うときの工夫

についてご紹介していきます。

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Wi-Fi中継機を選ぶポイント

Wi-Fi中継機は機能を絞ったものから高機能な機種まで様々なものが発売されています。
その中でも自分に合ったWi-Fi中継機を選ぶには、必要な機能と不要な機能を見極めなければなりません。

どのくらいの通信速度を必要としているか

一番のポイントは通信速度です。
スマホでメールやSNSをするだけなのか、テレビでネット動画を視聴するのか、使う人が複数いるのかにもよって必要な通信速度が変わってきます。

おおよそ次のように考えられるでしょう。

普段はメールやSNS、たまにYouTubeを視聴するなど300Mbpsあれば十分
テレビ(1台)でネット動画を視聴する400Mbps程度
テレビ(複数台)でネット動画を視聴する800Mbps以上

これらを基準にしてWi-Fi中継機を選びましょう。

親ルーターの性能を確認する

Wi-Fi中継機は親ルーターのインターネット回線を中継するものです。
そのため、親ルーターの性能以上のものを導入しても快適になるわけではありません。

将来的に親ルーターを買い替えるつもりであれば高性能のものでもいいのですが、そうでないならば無駄になるので必要な性能を確認しましょう。

ブリッジモード(APモード)

Wi-Fi中継機にはブリッジモード(APモード)の機能を持っているものもあります。
ブリッジモード(APモード)とは無線LAN機能のない端末を無線LAN親機に接続するための機能です。
テレビなどでもインターネットが使えますが、有線LANしか使えないものもあります。
そのような場合に親ルーターまで近ければLANケーブルで接続できるのですが、遠い場合には困ってしまいます。

そのような場合にはブリッジモード(APモード)の機能を持っているWi-Fi中継機で

目的別おすすめのWi-Fi中継機

Wi-Fiのエリアを柔軟に拡張できるWi-Fi中継機。
目的によっても選ぶ機種は変わります。

動画などはあまり見ないので性能はこだわらず、とにかく安いものが欲しい!という方も。一方、価格にはこだわらないのでとにかく高性能なものを!という方もいます。

それぞれ目的別に選んだWi-Fi中継機をご紹介します。

とにかく安い!性能にはこだわらない方向けのWi-Fi中継機

高速の通信は求めていない、とにかくWi-Fiの電波を中継してくれればよいという方向けのWi-Fi中継機です。

TP-LinkのエントリーモデルであるRE200。
エントリーモデルながらデュアルバンド対応、ブリッジモード対応など、中継機としての基本的な機能はすべて備えています。

とにかく安くWi-Fiエリアを拡張したい、有線機器をWi-Fiにつなげたいという方におすすめの製品です。

規格11ac/n/a/g/b
転送速度~433Mbps(5GHz)
~300Mbps(2.4GHz)
有線LANポート数1
ブリッジモード対応
実売価格3千円以下

BUFFALOで一番安いモデルのWEX-773DHP/N。
ブリッジモード非対応ですが、Wi-Fi中継機としての必要最低限の機能は備えています。
通信速度も5GHzで433Mbpsですので十分な性能と言えます。

スペック的にはTP-Linkのモデルには劣りますが、親ルーターがBUFFALOであればWi-Fi中継機もBUFFALOで揃えると安心感があります。

規格11ac/n/a/g/b
転送速度~433Mbps(5GHz)
~300Mbps(2.4GHz)
有線LANポート数なし
ブリッジモード非対応
実売価格3千円前後

I/Oデータから発売されているWN-G300EXP。
Wi-Fiは2.4GHzのみ対応なので通信速度は期待できませんが、なんといっても超コンパクト。
ACアダプタよりも小さなサイズなので、コンセントに設置しても全く気になりません。

規格11n/g/b
転送速度~300Mbps(2.4GHz)
有線LANポート数なし
ブリッジモード非対応
実売価格3千円前後

コンパクトでそこそこの性能を求める方向けのWi-Fi中継機

場所をとらないコンパクト設計のWi-Fi中継機。
コンパクトなので手軽に設置できます。

TP-LinkのミドルクラスモデルであるRE305。
5GHz帯の速度が867Mbpsまで高速化されており、2.4GHz帯とあわせると1.2Gbpsの強力なWi-Fiを死角へ拡張します。

コンパクトな設計はエントリーモデルそのまま、より高速な通信を求めるかたにおすすめの製品です。

規格11ac/n/a/g/b
転送速度~867Mbps(5GHz)
~300Mbps(2.4GHz)
有線LANポート数1
ブリッジモード対応
実売価格4千円程度

BUFFALOのコンパクト型Wi-Fi中継機のハイエンド製品であるWEX-1166DHPS。
コンパクトながら5GHzと2.4GHzの両方を合わせると1.2Gbpsの通信が可能です。

さらにギガビット有線LANも搭載しており、Wi-Fi機能を持っていないテレビやレコーダーなどもネットワークに接続できます。

規格11ac/n/a/g/b
転送速度~866Mbps(5GHz)
~300Mbps(2.4GHz)
有線LANポート数1(ギガビット対応)
ブリッジモード対応
実売価格4千円程度

NECのコンパクト型Wi-Fi中継機であるPA-W1200EX。
人工衛星で培ったアンテナ技術をフィードバックした「μEBS構造」「μSRアンテナ」など独自の先端技術を搭載しているNECのWi-Fi中継機。

通信速度も5GHzと2.4GHzの両方を合わせると1.2Gbpsを実現しており、動画視聴にも十分対応できます。

規格11ac/n/a/g/b
転送速度~867Mbps(5GHz)
~300Mbps(2.4GHz)
有線LANポート数1
ブリッジモード対応
実売価格7千円程度

ハイパワー、超高速通信が特徴のハイエンドWi-Fi中継機

最近は大画面テレビで4K動画を見ることも多くなり、1Gbpsのインターネット回線を契約しているかたも多くいます。
そうなると中継機も1Gbps以上のスループットがほしいところ。

超高速通信を実現できるハイエンドWi-Fi中継機をご紹介します。

TP-Linkのハイエンド製品であるRE650。
4×4 MU-MIMOにより2.4GHzで800Mbps、5GHzで1.7Gbpsもの超高速通信を実現しています。

中継機ながらビームフォーミング機能、ギガビットイーサネット、クアッドアンテナを備え、親ルーターの性能を余すことなく発揮できます。

写真で見ると小さく見えますが、意外と大きいので設置場所にはご注意を。

規格11ac/n/a/g/b
転送速度~1,733Mbps(5GHz)
~800Mbps(2.4GHz)
有線LANポート数1(ギガビット対応)
ブリッジモード対応
実売価格1万円程度

BUFFALOのミドルクラスWi-FiルーターであるWSR1166DHP4。
通常は親ルーターとして使いますが、Wi-Fiを中継する機能もあります。
中継機としてはコンパクトではありませんが、機能としてはハイエンドです。

転送速度が5GHzと2.4GHzを合わせて1.2Gbps。
ギガビット有線LANも4つ備えているので、無線機能を持たないテレビやレコーダーなどもまとめて接続可能です。

規格11ac/n/a/g/b
転送速度~866Mbps(5GHz)
~300Mbps(2.4GHz)
有線LANポート数4(ギガビット対応)
ブリッジモード対応
実売価格7千円程度

NECのハイエンドWi-FiルーターであるWG2600HS3。
親ルーターとしての機能も充実していますが、Wi-Fi中継機として使うにも高性能です。

5GHzと2.4GHzを合わせて2.5Gbpsもの超高速通信が可能で、複数の4K動画もストレスなく再生可能です。
ギガビット有線LANも4つ備えており、無線機能を持たないテレビやレコーダーなどもまとめて接続可能です。

規格11ac/n/a/g/b
転送速度~1,733Mbps(5GHz)
~800Mbps(2.4GHz)
有線LANポート数4(ギガビット対応)
ブリッジモード対応
実売価格1万5千円程度

Wi-Fi中継機を使うときの工夫

コンセントがふさがれてしまう

コンパクト設計のWi-Fi中継機が多数発売されています。
たいていはコンセントに直付けするタイプなので設置に苦労しません。
しかし意外と大きく、他のコンセントをふさいでしまうこともあります。

そうなると他の電化製品をつなげなくなってしまいます。

そのような場合にはスペーサーをつけてコンセント設置するか、延長ケーブルで別の場所に設置する方法を取る必要があるでしょう。

おすすめのWi-Fi中継機まとめ

Wi-Fiの感度が弱くて困っているかたにはおすすめのWi-Fi中継機。
とにかく安い機種からハイエンド機種まで様々なものが発売されています。

無駄なく選ぶには次のことを基準としましょう。

  • 必要な通信速度
  • 親ルーターの通信速度
  • ブリッジモードを使うか

これらを意識して最適な製品を選びましょう。

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